今年最後の授業日を迎えて―全校集会の様子
12月20日金曜日。この日は、今年最後の授業日です。授業が終わってから、全校集会が行われました。
最初に、後期中間考査の成績上位者の表彰が行われました。登壇している生徒は、各学年の代表生徒です。
次に、部活動における各種大会で成績を残した生徒への表彰です。陸上部、柔道部、ウェイトリフティング部、剣道部、ソフトテニス部、茶華道部の生徒が表彰を受けました。
陸上部 | 柔道部 |
ウェイトリフティング部 | 剣道部 |
ソフトテニス部 |
その後、山崎健二校長より、講話がありました。
皆さん、こんにちは。今日は少しお時間をいただいて、お話をさせていただきます。もうすぐ年の瀬ですね。この時期は、今年の振り返りと来年への思いを新たにする大切な時間です。皆さんも、それぞれの場所で日々努力を重ねていることと思います。
冬の寒さが厳しくなってきましたが、明日の冬至を過ぎれば、少しずつ日が長くなります。この小さな変化は、私たちの日々の努力に通じるものがあるように感じます。皆さんが続けている日々の積み重ねも、やがて大きな成果につながることでしょう。たとえ今、苦手なことや課題が多く感じられても、一歩ずつ進んでいく中で道が開けていくはずです。
さて、あと10日ほどで今年が終わり、新しい年が始まりますね。日本には「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。この言葉には、新しいことを始めるときには計画をしっかり立てることが大切だ、という意味が込められています。皆さんもぜひ、1月1日を区切りとして、自分の目標や志を考えてみてください。それが勉強でも部活動でも、どんなことでも構いません。新しい年のスタートを大切にしてほしいと思います。
この場で少し、私自身の経験をお話しします。25年前、私が担任をしていたクラスの生徒が交通事故に遭い、大けがをしたことがありました。その生徒は、事故の影響で内定を取り消され、卒業式にも間に合いませんでした。そのときの私は、もっと早くに注意を促していればと、強い後悔の気持ちを抱えました。だからこそ、今ここで皆さんに伝えたいのです。日常の中で起こりうる危険に対して、少しでも意識を持ち、気をつけてほしいと。冬休み中は特に、車や交通に関する事故には十分注意してください。
三年生の皆さんにとっては、残り少ない高校生活の中で、卒業に向けて最後の大切な時期です。一日一日を大切に過ごし、3月1日には全員が笑顔で卒業の日を迎えられるよう、頑張ってください。そして、他の学年の皆さんもそれぞれの目標に向かって、一歩ずつ前進してほしいと思います。
冬休みは、自分の時間を大切に使うチャンスです。リフレッシュしながら、しっかりと次に向けた準備をしてください。そして、1月8日には元気にこの場で再会できることを心から願っています。