トピックス 令和7年度
賞状伝達式・全校集会を実施しました
12月23日(火)、2時間授業と大掃除の後、賞状伝達式および全校集会を実施しました。
賞状伝達式では、はじめに校内学習賞54名が表彰されました。続いて、部活動において各種大会で優秀な成績を収めた、剣道部、ウェイトリフティング部、柔道部、書道部、陸上競技部、女子ソフトテニス部の生徒が表彰され、日頃の努力と成果が称えられました。会場では、生徒一人ひとりの活躍に対して、温かい拍手が送られました。
その後に行われた全校集会では、校長による講話がありました。多くの生徒の活躍が表彰されたことへの喜びに触れながら、新体制のもとで運動部・学芸部ともに真剣に活動している生徒の姿が紹介されました。また、これから迎える冬休みや来年度を見据え、日々の学習や生活の在り方について、生徒一人ひとりに語りかける内容となりました。
以下に、当日の校長講話の全文を掲載します。
校長講話(要旨)
先ほどは、多くの生徒のみなさんに賞状を渡しました。表彰に時間がかかったのは、それだけ多くの活躍があったということです。校長として、大変うれしく思います。3年生からバトンを受け取った新体制のもと、運動部・学芸部ともに、日々の活動に真剣に取り組んでいる姿が見られます。みなさん一人ひとりの努力が、学校全体の活力につながっています。
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」寒い日が続いていますが、冬至を過ぎ、日中の時間は少しずつ長くなっています。今は成果が見えにくい時期であっても、みなさんが積み重ねてきた努力は、必ず来年度の大きな成果につながっていくはずです。
先週の成績会議では、後期中間考査を通して、みなさんの学習状況を確認しました。努力の成果が見られた人もいれば、課題が残った人もいます。しかし、来年2月の後期期末考査というチャンスは、全員に平等に与えられています。ここからの取り組みの真剣さは、進級や卒業だけでなく、将来に向けた「学ぶ姿勢」を身につけることにつながります。
さて、令和7年も残りわずかとなりました。今年を振り返る視点として「今年の漢字」があります。今年の漢字は「熊」でした。では、柴高生のみなさん一人ひとりにとって、この一年を表す漢字は何でしょうか。ぜひ、この機会に自分自身の一年を振り返り、考えてみてください。
私たちは日々、無意識のうちに行動しています。しかし、考えた上で理解し、行動することがとても大切です。何気ない言動が、誰かを傷つけたり、学習環境を乱したりしていないか、自分自身を振り返ってほしいと思います。年明けからは、柴高生全員が安心・安全に学校生活を送れることを願っています。
明日から始まる冬休みが、みなさんにとって次の飛躍につながる有意義な時間となること、そして1月8日の登校日に、全員が無事にこの場に集えることを願い、講話とします。
全国高校柔道選手権大会宮城県大会 結果報告
12月19日(金)から21日(日)にかけて、全国高校柔道選手権大会宮城県大会が開催され、本校柔道部が出場しました。
日頃の練習の成果を発揮し、個人戦・団体戦ともに多くの選手が健闘し、東北大会および全国大会への出場権を獲得することができました。
大会結果は以下の通りです。
○男子個人
・60kg級 優勝 齋藤 春平(角田中出身)全国・東北大会出場!
・66kg級 優勝 北岡 心和(岩切中出身)全国・東北大会出場!
・73kg級 第2位 早坂 虹之助(角田中出身)東北大会出場!
・無差別級 第3位 小山 蒼翔(塩釜一中出身)東北大会出場!
○女子個人
・52kg級 第2位 氏家 帆乃香(角田中出身)東北大会出場!
・52kg級 第3位 太田 蕗(丸森中出身)
○団体戦
・男子団体 第3位 東北大会出場!
・女子団体 第3位 東北大会出場!
惜しくも上位入賞には届かなかった選手たちも、最後まで粘り強く戦い、チームとして大きな成長を感じさせる大会となりました。
会場での声援や日頃からの温かいご支援に、心より感謝申し上げます。
今後は東北大会、全国大会に向けて、さらに練習を重ねてまいります。
引き続き、本校柔道部への応援をよろしくお願いいたします。
3学年 進路講話(金融経済セミナー)を実施しました
12月10日(水)6校時、3年生を対象に金融経済セミナーを実施しました。講師として、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 社会的価値創造推進部 金融経済教育グループより若松千尋様をお招きし、「ローン・クレジットや金融トラブルについて」をテーマに講話が行われました。
講話では、社会に出てから必ず関わる「お金」との向き合い方について、具体的な事例を交えながら説明がありました。特に、クレジットカードの仕組み、キャッシュレス決済の注意点、消費者トラブルの実例、保証人のリスクなど、進学・就職を控える高校3年生にとって身近な内容が多く、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
また、「必要な支出と欲しいものの区別をつけること」「情報をうのみにせず、自分で判断する力を持つこと」といった、将来の生活に直結する心得も示され、卒業後の自立に向けて重要な学びとなりました。
1学年 志教育(第2回)を実施しました
12月10日(水)6校時、体育館にて1学年を対象とした「志教育(第2回)」を行いました。講師に株式会社ジンジブキャリア教育開発部の和田寿子氏をお招きし、「自己理解~興味・価値観の整理」をテーマにお話しいただきました。
講話の前半では、前回の「働く目的」(レンガ職人のたとえ話)を振り返りながら、進路選択の土台となる「自己分析」の大切さについて説明がありました。自分の大切にしたいこと=価値観を知ることで、自分の強みを相手に伝えられることや、自信をもって進路を選べるようになることが強調されました。
後半は、配付資料を用いてのワークに取り組みました。生徒たちは多くのキーワードの中から、自分が大切にしたい価値観を5つ選び、その理由を文章にしてまとめました。続いてペアで紹介し合い、代表生徒が全体の前で発表する場面では、「ユーモア」「自由」「挑戦」「信頼」「絆」など、印象的な言葉とそれぞれの思いが語られました。
講話の最後には、想定外の出来事や偶然の出会いも、自分の好奇心や柔軟な姿勢しだいで成長のチャンスになるというメッセージが伝えられました。今回の志教育を通して、生徒一人ひとりが「自分らしい生き方」や今後の高校生活の過ごし方について考える時間となりました。
2年進路ガイダンスを実施しました
12月10日(水)、2年生を対象に進路ガイダンスを行いました。大学・短期大学・専門学校など約30校の講師の方をお招きし、生徒は興味のある分野ごとの講座に分かれて受講しました。
当日は、普通教室や理科室、体育講義室、図書室など校内各所を会場として実施され、生徒たちは各分野の学びの特徴や将来の選択肢について、直接説明を受けました。実際に話を聞くことで、進路についての視野が広がった様子が見られました。
今回のガイダンスが、生徒それぞれの進路を考えるきっかけになれば幸いです。
柴高通信 第8号を発行しました
今回の「柴高通信」第9号では、体育科の東京方面修学旅行の様子を中心に 、部活動の県新人大会での活躍 、そして2学年の郷土の歩みをたどる探究活動の模様を紹介しています 。
修学旅行では東京ディズニーシーでの研修 や都内での自主研修を行い 、国立オリンピック記念青少年総合センターへの宿泊や日本体育大学の見学を通して、多くの学びと充実した時間を過ごしました 。部活動では、剣道部女子団体が東北選抜への出場権を獲得 、ウエイトリフティング部男子が10年連続優勝 、柔道部男子団体が3位入賞 と、日々の鍛錬の成果が形となりました 。さらに、探究活動では「しばたの郷土館」を訪れ、地域の歴史を肌で感じ取る貴重な学びの機会となりました 。
秋季生徒総会を実施しました
11月26日(水)、本校第一体育館にて「秋季生徒総会」を行いました。
新しい生徒会長や役員の紹介、各委員会・部活動からの中間報告、そして令和7年度後期の活動に向けた審議などが行われ、学校全体の方針を共有する大切な時間となりました。
生徒一人ひとりが学校生活をより良くしていくために、真剣に参加していました。
郷土の歩みをたどる探究活動――2年生が「しばたの郷土館」で地域史を学ぶ
10月14日金曜日、本校の総合探究学習の一環として、2学年の生徒6名が「しばたの郷土館」を訪問し、柴田町の戦前・戦後の歴史について理解を深めました。
当日は、学芸員の岡山卓矢様より、海軍第一火薬廠で実際に使われていた土管やトロッコレール、道標、さらに当時の敷地を再現したジオラマなど、当時を伝える展示物をもとに説明をいただきました。柴田町にかつて第一海軍火薬廠があり、アジア最大規模の生産量を誇っていたこと、約1万人が働いていたこと、そして戦後には同施設が米軍に接収され、雇用の減少や治安悪化など町が大きな転換点を迎えたことを知ることができました。
その後、柴田町が自衛隊駐屯地、工場、大学などの誘致を積極的に進めることで復興を図り、第一海軍火薬廠の広大な土地を平和利用へと転換してきた歩みについても理解を深めました。これらの施設の背景には、当時の科学者や技術者たちが、地域の未来を見据えながら「平和な社会を築くために自らの技術を生かす」という姿勢で取り組んできた歴史があり、その志が今日の町の発展にもつながっていることを感じ取ることができました。
最後に、仙台大学構内にある「勤労動員学徒の碑」を見学しました。碑の背後に残る「万年塀」は第一海軍火薬廠時代のもので、戦後80年を経ても崩れずに残る重厚な造りが、地域に刻まれた歴史の深さを静かに伝えていました。
今回の探究活動の成果は、1月24日に宮城県庁で開催される「高校生フォーラム」にて発表する予定です。今回の学びを通して、生徒たちは郷土の歴史と向き合いながら、その歩みを未来へつなぐ視点を養っています。
地震と火災を想定した防災訓練を行いました
11月12日(水)に、防災訓練を行いました。今回は、地震発生後に調理室付近から火災が起きたという想定のもと、避難や通報の手順を確認しました。
「緊急地震速報」の放送のあと、生徒たちは教室で落ち着いて待機し、教職員が校内の安全状況を確認しました。その後、火災発生を知らせる放送が入り、生徒たちは教職員の指示に従ってグラウンドへ避難しました。
避難後には、柴田消防署の方々のご指導を受けながら、水消火器を使った初期消火訓練も行いました。参加した生徒たちは真剣な表情で訓練に臨み、災害への備えの大切さを感じている様子でした。
今回の訓練を通して、いざという時にも落ち着いて行動できるよう、日ごろから意識を高める機会になりました。
本校ウエイトリフティング部の活躍を紹介した『めざせ!頂点』が公開されています
本校ウエイトリフティング部が、東日本放送の番組「めざせ!頂点」で紹介されました。この特集は、11月に放送されたもので、現在YouTubeで視聴することができます。
番組では、日々の厳しいトレーニングに励む部員たちの姿や、大会での真剣な挑戦の様子が紹介されました。限界に挑みながらも互いに支え合い、自己記録の更新を目指す選手たちの姿勢には、柴田高校の「挑戦する心」があらわれています。競技の迫力とともに、ウエイトリフティング部のチームワークと情熱を感じられる内容となっています。