卒業研究発表会(体育科)
1月16日(木)、体育科3年生による卒業研究発表会が開催されました。発表会では、3年生の代表者が研究成果をスライドを使って発表しました。5校時には2年生体育科を対象に、6校時には1年生体育科を対象に行われ、それぞれの発表内容に熱心に耳を傾ける姿が見られました。5校時の発表について紹介します。
鶉橋さんは、スポーツアスリートにおける体重管理と筋肉増量の方法について研究しました。甲子園出場選手のデータを分析し、体重管理の重要性を示しました。体重を増やすためには摂取カロリーを増加させ、オフシーズン中に効率的なトレーニングを行うことが効果的としています。また、プロテインやクレアチンの適切な摂取、食事の回数増加などが体づくりに有効であると結論づけました。
横澤さんは、試合前のルーティンがパフォーマンスに与える影響を研究しました。良いルーティンを行った場合は、試合で冷静さや集中力が向上し、良い結果が得られると示しました。特に、練習からルーティンを実践することで試合に向けた準備が整いやすいと結論づけています。さらに、どのような状況でも心を落ち着けて楽しむことが競技力の向上につながると述べました。
前田さんは、ウェイトリフティングにおける成功する減量方法について研究しました。無理な水抜きは避け、バランスの取れた食生活を維持することの重要性を強調しています。タンパク質や食物繊維を多く摂取し、生活リズムを整えることで、減量による体力や筋力の低下を最小限に抑えられるとしています。また、減量後のリカバリーには、吸収の良い食品を摂ることが試合でのパフォーマンス向上に寄与すると述べました。
中森さんは、陸上競技のパフォーマンスに音楽が及ぼす影響について研究しました。ロックやポップのようなテンポが速い音楽は走行距離を伸ばし、集中力を高める効果があると結論づけています。一方、クラシックはリラックスや疲労回復に適しており、試合前の精神安定に有効と述べました。音楽が自律神経や脳に作用し、気分や集中力を向上させることが確認されました。
前田さんは、減量中の効果的な食事とリカバリー方法について研究しました。減量中にはアミノ酸や良質な炭水化物をバランスよく摂取し、空腹時間を作らないことが重要であるとしています。リカバリーでは、温かいスープや糖分・塩分を含む飲料を少量ずつ摂取し、消化に良い食事を心がける必要性を述べました。柔道部員へのアンケート結果を基に、減量後の適切なリカバリーの大切さを強調しました。