トピックス 平成27年度

トピックス 令和7年度

陸上競技部・サッカー部 壮行式を実施しました

 5月21日(水)、県高校総体に出場する、陸上競技部・サッカー部を激励する壮行式を実施しました。会場となった中庭では、出場する選手たちが堂々と決意を語り、それを見守る生徒たちから温かい拍手が送られました。

 生徒会長・米谷煌愛さん(船迫中出身)が開式の挨拶に立ち、「これまでの練習の成果を存分に発揮し、結果以上に自分らしいプレーをしてきてほしい」とエールを送りました。

 陸上競技部からは、男子代表の佐々木龍正さん(富沢中出身)、女子代表の大槻茜さん(中田中出身)がそれぞれ決意を述べました。「東北大会・インターハイへの出場を目指し、自己ベストを更新できるよう全力を尽くしたい」と力強く語りました。

 また、サッカー部代表の兜森楓芽さん(船迫中出身)は、「今大会は単独チームで出場する初の機会。仲間17人とともに、1回戦突破を目標に全力で戦ってきます」と、意気込みを表明しました。

 校長の山崎健二先生からは、「物事の成否は準備にかかっている」との言葉が贈られ、「本番に向けて、心身ともに最高の準備を整えて臨んでください」と激励の言葉がありました。

 最後は、校歌を全校生徒で斉唱し、壮行式は温かい雰囲気の中で閉式となりました。

 出場選手の皆さんの健闘を、学校全体で応援しています。

令和7年度 交通安全・ネット被害防止・薬物乱用防止教室を実施

 5月9日(金)、本校第一体育館にて、全校生徒を対象とした「交通安全教室」「ネット被害防止教室」「薬物乱用防止教室」を実施しました。生徒の安全意識を高めることを目的に、それぞれの分野の専門家を講師としてお迎えしました。

 交通安全教室では、大河原警察署の鈴木真平氏が、自転車事故の実態やヘルメットの重要性、事故の責任について分かりやすく説明。ネット被害防止教室では、永井千智氏がSNSトラブルや闇バイトの危険性について具体的な事例を紹介しました。薬物乱用防止教室では、薬剤師の鶴見嵯枝子氏が、薬物依存の怖さと予防の大切さについて語りました。


生徒の声

永野 里苑さん(岩切中出身)
 SNSに投稿した内容から個人情報が広まる危険を知り、使い方を見直すきっかけになりました。これからはネットのルールを守って、安全に使っていきたいです。

相澤 謡さん(宮床中出身)
 交通事故は身近な問題で、自分にも起こりうると感じました。普段から周囲をよく見て、安全に行動したいと思います。

菊地 清太さん(丸森中出身)
 DVDの映像が印象に残りました。事故は一瞬で起こるものだと実感し、交通ルールをしっかり守ろうと思いました。


 今回の講話を通じて、生徒たちは自分の行動を見つめ直し、命を守る意識を高めることができました。今後も継続的に安全教育に取り組んでまいります。

本校が「子供の読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受賞しました

 令和7年4月23日(水)、東京都渋谷区にある国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催された「子どもの読書活動推進フォーラム」において、本校が「子供の読書活動優秀実践校」として表彰されました。

 この表彰は、日頃の図書館活動や授業を通じた読書推進の取り組みが評価されたもので、全国の幼稚園・小中高校・図書館・団体等の中から選ばれる大変名誉あるものです。

 当日は、フォーラム内で表彰式が行われ、代表者に対して文部科学省関係者より表彰状が授与されました。特別講演や各団体によるポスターセッションも実施され、会場には読書活動に熱意をもつ多くの教育関係者が集まり、各地の取り組みに関する意見交換が行われました。

 今後も柴田高校では、生徒一人ひとりが本に親しみ、自ら学び続ける姿勢を育めるよう、読書活動のさらなる充実を図ってまいります。

 

自分の強みを見つめ直す ― 4月30日 総合的な探究の時間(第2学年)

 4月30日(火)、第2学年では「総合的な探究の時間」において、キャリアデザインに関する学習を行いました。今回は、将来の進路選択や自己PRにつなげていくために、「自分の性格や特性を見つめ直し、それをアピールできるエピソードとして整理する」という活動に取り組みました。

 使用した教材では、経済産業省の提唱する「人生100年時代の社会人基礎力」に基づき、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」といった観点から自分自身を振り返りました。生徒たちは、自分の行動や思考のクセ、周囲との関わり方などを丁寧に言語化し、これまでの探究活動や日常生活の中から具体的なエピソードを掘り起こしていました。

 また、「クラゲチャート」という思考ツールを使い、自分のアピールポイントを根拠とともに視覚的に整理することで、自己理解をさらに深めることができました。

生徒からは、

 「自分の意外な一面に気づいた」

 「普段は当たり前だと思っていたことも、強みになると分かった」

 「エピソードを思い出す中で、成長を実感した」

 といった前向きな声が聞かれました。

 今後も、探究活動を通して得た経験や気づきを、自らの進路や生き方に結びつけていけるよう支援していきます。

スマホとの付き合い方を考える探究活動  ~1年生で実施、1年2組の様子より~

 4月30日(水)、総合的な探究の時間において、1年生各クラスがそれぞれ設定したテーマをもとに、現代社会の課題について意見を交わしました。身近な話題を切り口に、自分自身の生活や価値観を見つめ直す機会となりました。

 そのうち、1年2組では「ケータイ/スマホとどう付き合うか」をテーマに探究活動を実施しました。生徒たちは、自身のメディア接触時間を算出し、年間の授業時間と比較することで、学びと生活のバランスについて考察しました。また、小中学生がスマホを持つことへの賛否を多角的に検討し、家庭でのルールや使い方についても意見を出し合いました。

 さらに、授業でスマホを活用する方法についてもアイデアを出し、「調べ学習に活用する」「スクリーンで意見共有」「ネットドリルの利用」など、前向きな提案が多く見られました。

 情報機器が生活に密着する現代だからこそ、生徒たちがその扱い方を主体的に考える姿勢が印象的な時間となりました。

『柴高通信』第2号を発行しました

 

  令和7年度の柴田高校の今を伝える『柴高通信』第2号を発行しました。今号では、硬式野球部が春季大会で快勝した様子や、各部活動の地区大会スタートの話題を中心にお届けしています。

 また、「総合的な探究の時間」が始まり、1・2年生それぞれが主体的な学びに挑戦している様子や、8月に開催予定のオープンキャンパスについても紹介しています。

 柴田高校の今を感じられる内容となっています。ぜひご覧ください。

柴高通信第2号

図書館オリエンテーションを実施しました

 4月28日(月)、1年2組の生徒を対象に、図書館オリエンテーションを実施しました。
 本校では、1学年の各クラスごとに、図書館の使い方やルールを学ぶオリエンテーションを行っています。

 今回は、司書の先生から、図書館の基本的な利用方法や、本の借り方・返し方、図書館内でのマナーについて説明がありました。
 図書館には約2万冊の蔵書があり、新聞やインターネットが利用できるパソコンも設置されています。読書だけでなく、進路や探究活動に向けた調べ学習にも活用できる環境が整っています。
 説明後には、読書意識調査のアンケートに記入し、実際に本を借りる体験も行いました。
 生徒たちは、興味のある本を手に取りながら、図書館をより身近に感じた様子でした。 図書館は「みなさんの夢をサポートする場所」です。
 なお、本校図書館は、今年度、子供の読書活動優秀実践校として「文部科学大臣表彰」を受賞しました
 これからの高校生活の中で、たくさん利用してほしいと思います。

【参考】

令和7年度「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」を行います(文部科学省)

 

春季地区大会 野球部が初戦を快勝

 令和7年4月19日(土)、名取市民球場にて開催された第19回春季宮城県高等学校野球南部地区大会において、本校野球部は大河原産業高等学校と対戦し、11対0で勝利しました。

 

 試合は2回表、本校が先制点を挙げると、3回には3点、さらに5回には6点を加え、効果的な攻撃で試合を優位に進めました。打線では、相澤謡選手(宮床中出身)が3安打、佐藤裕太選手(大河原中出身)が2安打3打点の活躍を見せるなど、全体で11安打と打線がつながりを見せました。

 試合後、佐藤選手は次のようにコメントしています。

 初戦をしっかり自分たちの形で決めようという思いで、1週間前からチーム全体で取り組んできました。プレーのすべてが完璧だったわけではありませんが、雰囲気もよく、内容のある試合にできたと思います。秋から積み重ねてきたことを、春の最初の試合で形にできたことは、大きな意味があると感じています。

 投手陣も好調で、先発の作間建斗投手(村田二中出身)が4回を無安打無失点、4奪三振の内容で試合を作ると、渡邉佳祐投手(村田一中出身)が5回をしっかりと締め、継投で相手打線を無安打に抑えました。守備でも落ち着いたプレーを見せ、失策は1つにとどまりました。

 当日は、多くの保護者の皆様や在校生が球場に足を運び、熱い声援を送ってくださいました。温かいご声援、誠にありがとうございました。

 今後、各運動部においても地区大会が本格的に始まります。引き続き、生徒たちへの応援をよろしくお願いいたします。

3学年「進路ガイダンスⅠ(分野別集会)」を実施しました

 4月16日(水)、6校時のLHRの時間を活用して、3学年対象の「進路ガイダンスⅠ(分野別集会)」を実施しました。これは進路決定学年としての1年のスタートにあたり、生徒一人ひとりが自己の進路に改めて目を向け、希望の実現に向けた1年間の見通しを立てることを目的とした取り組みです。

 4月9日に実施した進路希望調査に基づき、生徒がそれぞれの希望分野に分かれて各会場へ移動。大学・短大、看護専門学校、専門学校(看護・医療系以外)、民間就職、公務員の5つの分野に分かれ、講師や担当教員による具体的な進路情報の説明やスケジュールの確認を行いました。

 たとえば、大学・短大希望の生徒には課外活動や模試の予定、志望校調査の進め方などが案内され、民間就職希望の生徒には求人票の探し方や今後のスケジュール、必要な準備などが示されました。また、公務員希望者には受験スケジュールの説明のほか、実際の演習も行われました。

 今回のガイダンスを通して、生徒たちはそれぞれの立場で自分の進路に向き合い、これからの高校生活をどう過ごすかを考える機会となりました。

今年度の探究活動がスタートしました!

 4月16日、令和7年度の第1回「総合的な探究の時間」が実施されました。

 

 1年生は各クラスごとに異なるテーマを掲げ、今後の探究活動に向けた導入的な学習を行いました。これから展開していく多様なプログラムへの第一歩となる時間となりました。

 

 2年生は体育館に集合し、今年度の探究活動の方向性や目的についてのガイダンスを受けたのち、スマートフォンを活用して進路適性検査を実施しました。この結果は、今後の大学研究やオープンキャンパスへの参加に向けた土台となる大切な資料となります。

 生徒たちは、それぞれの歩幅で、自分なりの探究の一歩を踏み出しました。

「志教育」年間計画および実践事例を公開しました

 令和7年度の「志教育」全体計画・年間計画、および令和6年度の実践事例(インターンシップ活動)を公開しました。以下のリンクからご覧いただけます。

 本校では、「かかわる・もとめる・はたす」の3つの視点をもとに、探究活動や進路指導、地域連携などを通じて、生徒が主体的に進路や生き方を考えられるよう支援しています。インターンシップでは、2年生が実社会での体験を通して職業観や協調性を養いました。

【資料はこちら】

春の交通安全運動 最終日にマナーアップ活動を実施!

 4月15日(火)、春の交通安全運動の最終日となるこの日、柴田高校では自転車通学をしている生徒を対象に、交通マナー向上を目的とした「マナーアップ運動」を実施しました。

 

 当日は、大河原警察署・柴田地区交通安全協会・スマートドライバースクール仙台南(仙南自動車学院)・柴田町役場の皆様にご協力をいただき、登校中の生徒に元気な挨拶とともに、交通安全グッズ(ティッシュや反射バンドなど)を配付していただきました。
 生徒たちは、朝の少し肌寒さが残る中でも爽やかな笑顔と挨拶で応じ、交通安全に対する意識を新たにする貴重な機会となりました。
 柴田高校では、今後も安全で安心な通学を支える取り組みを続けてまいります。

『柴高通信』第1号を発行しました

 

 令和7年度のスタートを飾る『柴高通信』第1号を発行しました。今号では、4月8日に行われた第40回入学式の様子や、新入生代表による宣誓の言葉を紹介しています。「夢実現」を合言葉に新たな一歩を踏み出した131名の生徒たちの決意が込められています。

 また、今年度の学校の重点目標や目指す学校像、満開の桜のもとで行われたクラス写真撮影の様子、全国大会で活躍したウエイトリフティング部の成果など、柴田高校の“今”を感じられる内容が盛りだくさんです。

 ぜひご覧ください。

新入生を歓迎する「対面式(生徒会入会式)」と「部活動紹介」を実施しました

 令和7年4月10日(水)、本校体育館にて新1年生と在校生が初めて顔を合わせる「対面式(生徒会入会式)」が行われました。毎年恒例の行事で、生徒会の一員としての第一歩を踏み出す大切な機会です。

 当日は、2・3年生が体育館に整列した後、1年生が生徒会役員の誘導のもと入場。ステージ上では、全国選抜大会での活躍をたたえる賞状伝達に続いて、対面式が始まりました。

 対面式では、生徒会長の米谷煌愛(船迫中出身)さんより新入生の生徒会入会が正式に認められ、歓迎の挨拶が述べられました。それに応えるように、新入生代表の田村渉さん(富岡中出身)が、これからの学校生活への意気込みを語ってくれました。続いて、生徒会行事の紹介スライドが上映され、最後に校歌斉唱が行われました。

 その後、引き続き行われた「部活動紹介」では、22の部活動が順番に紹介されました。各部の紹介方法も工夫されており、部長による直接の呼びかけや動画上映などを通して、それぞれの魅力が伝えられました。1年生たちは、真剣な表情で各部の活動内容に耳を傾け、これからの高校生活への期待を膨らませている様子でした。

 これから始まる高校生活が、実り多く充実したものになることを願っています。

 

★本日、表彰されたウェイトリフティング部の皆さん

 第40回全国選抜大会
 女子 55kg級5位 森 望華さん(角田中出身)
 女子 59kg級6位 佐藤萌花さん(岩沼中出身)
 男子 81kg級6位 青島昊伸さん(五城中出身)
 男子 96kg級3位 杉本洋輔さん(船岡中出身)

春の訪れとともに、新たな一歩を踏み出す柴田高校

 春の温かな日差しに包まれ、柴田高校の校庭にも美しい桜が咲き始めました。新たな季節の始まりとともに、学校にも新鮮な空気が満ちています。

 本日は新年度2日目。午前中には、全学年を対象とした到達度テストが実施されました。今回は本校にとって初の試みとなる、タブレットを使った解答方式が導入され、生徒たちは少し緊張しながらも、新しい形のテストに真剣に取り組んでいました。

 テスト後には、1年生を対象とした「スタディサプリ説明会」が体育館で行われ、学習支援ツールの活用についての理解を深めました。

 午後からは、進路適性検査および学年集会が行われ、生徒たちはこれからの学校生活を見据えて、しっかりとした姿勢で臨んでいました。

第1学年

 

第2学年

 

第3学年

 

 明日からは、いよいよ授業が始まります。春の風とともに歩み出した新たな学びの日々に、生徒たちの笑顔がいっそう輝くことでしょう。

 明日からの授業開始に向けて、生徒たちはそれぞれの目標に向かって静かに歩みを進めています。

第40回入学式が行われました

  令和7年4月8日(火)、本校体育館において第40回入学式が厳かに挙行されました。満開の桜が春の訪れを告げる中、普通科102名、体育科29名、計131名の新入生が新たな一歩を踏み出しました。

 式は、国歌斉唱に続いて入学許可、学校長式辞、祝電披露、生徒代表宣誓と進行し、温かな祝福と期待に満ちた雰囲気のなかで行われました。


入学許可の様子

 新入生一人ひとりの名前が呼ばれ、力強く「はい」と応える姿からは、高校生活への意気込みが感じられました。


校長式辞


 式辞では、山崎健二校長より「夢実現」をキーワードに、生徒たちに向けて熱いメッセージが送られました。

「つまずくのは恥ずかしいことではない。立ち上がらないことが恥ずかしいのだ。」

 作家・三浦綾子さんの言葉を引用しながら、高校生活においては挑戦と失敗、そして再び立ち上がることの大切さが語られ、新入生一人ひとりの心に力強く響いたことと思います。


祝電披露・来賓紹介

 多くのご来賓の皆様より祝福の言葉や祝電をいただきました。ご多忙のなかご臨席・ご祝辞を賜りました皆様に、心より御礼申し上げます。


生徒代表宣誓
 新入生代表・氏家悠汰さん(船岡中出身)が、堂々とした姿で宣誓の言葉を述べました。

「失敗を恐れず、一歩を踏み出せる生徒を目指したい」
「『夢実現』のもと、自分の夢だけでなく仲間の夢も認め合いながら努力を重ねたい」

 この言葉には、新入生一同のこれからの決意と高校生活への期待が込められており、式場の空気が引き締まるような、真剣な雰囲気に包まれました。


 これから始まる高校生活が、新入生の皆さん一人ひとりにとって、かけがえのない時間となりますように。夢に向かって歩むその一歩を、教職員一同、心より応援しております。

令和7年度始業式 校長先生の挨拶

 新任式に続いて、令和7年度の始業式が行われました。
 校長先生からは、進級した生徒たちへの励ましや、新年度に向けての期待、そしてスティーブ・ジョブズ氏の言葉を引用しながら、「今この瞬間を大切にすること」についてお話がありました。

 以下に、始業式での校長先生のご挨拶の内容をご紹介します。


 皆さん、改めまして、おはようございます。

 今朝は、もしかしたら間違えて4階まで上がってしまった人がいたかもしれませんね。習慣というのは本当に恐ろしいもので、つい体が覚えてしまっているものです。

 さて、まずは2年生の皆さん、進級おめでとうございます。
 この1年は、オープンキャンパスやインターンシップを通して、進路に向けた目標をより具体的にしていく大切な時期です。もちろん修学旅行もありますし、学校生活の中で充実した時間を過ごしてほしいと思います。

 半年後には、今隣に座っている3年生の先輩たちから、学校の中心的な役割を引き継ぐことになります。やっと2年生になったばかりなのに、もう次の話かと思うかもしれませんが、高校生活はあっという間です。2年生の皆さんも、次のリーダーとしての自覚を少しずつ持ちながら、日々を過ごしていってください。

 そして、3年生の皆さん。
 いよいよ最上級生、そして集大成の1年です。
 「なりたい自分」になるために、強い覚悟を持って、日々の授業や部活動、学校生活のさまざまな場面で、これまでとはワンランクもツーランクも違う自分を目指して頑張ってください。

 3年生の皆さんには、これまでにも挨拶などについてお話ししてきましたが、今年こそは「今年の自分は違うぞ」という姿を、ぜひ見せてほしいと思っています。昨年度の欠席状況なども思い返しながら、良いスタートを切ってほしいです。

 本日の午後には、新しく131名の新入生が入学してきます。
新入生が早く学校に慣れ、良い高校生活を送るためには、皆さんが「先輩」としての姿をしっかりと見せることがとても大切です。学校の中はもちろん、通学途中の駅や自転車でのマナーも含めて、自分の行動が「柴田高生の顔」になるという意識を持って生活してください。

 さて、令和7年度の始業式にあたり、最後に一つお話をさせてください。
少し英語になりますが、「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」という言葉をご紹介します。

 これは、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏が、2005年にアメリカのスタンフォード大学で行った伝説のスピーチの中で語った言葉です。

 彼は若い頃、目的もなく大学に入学し、途中で退学してしまいました。その後、たまたま見かけた美しい文字のポスターに惹かれて、大学生ではないにもかかわらず「カリグラフィー(美しい文字を書く技術)」の授業に潜り込んで受けたそうです。

 その経験が、のちにアップル社の「Macintosh」というパソコンを生み出すきっかけになった、というのです。

 ジョブズ氏はこう語っています。

「将来を見据えて、点と点をつなぐことはできない。
できるのは、過去を振り返ったときに、初めて点と点がつながっていたとわかること。
だから、私たちは今やっていることが、いつかどこかでつながっていくと信じて進むしかない。」

 私もこの話を聞いて、強く心に残りました。
 「将来のことばかりを気にせず、今この瞬間に全力を尽くすことが大切なのではないか」と、そう感じました。

 もし興味がある人がいれば、ぜひスティーブ・ジョブズ氏のスピーチを検索してみてください。全文の和訳や、ほかの二つのストーリーも読むことができます。きっと、心に響くものがあると思います。

 最後になりますが、来年の3月、卒業式や修業式の日に、「今年もいい1年だったな」と思えるような、そんな1年にしていきましょう
 ぜひ、たくさんのことに挑戦してください。

 私自身も、校長として、皆さん一人ひとりの取り組みを全力でサポートすることをここに誓って、始業式の挨拶とさせていただきます。

 今年度もどうぞよろしくお願いします。

新任式の様子

 4月8日火曜日、始業式に先立ち「新任式」が行われ、今年度新たに柴田高校へ着任された先生方が、校長先生より紹介されました。当日は、出席された10名の先生方から、それぞれご挨拶をいただきました。

半田佳之教頭先生
 おはようございます。半田佳之と申します。これまで蔵王自然の家で、ニジマスに串を刺したり、カレーを作ったり、登山をしたりと、自然体験活動に携わってきました。その前は、高校で保健体育の教員として20年以上勤務し、陸上部の顧問もしておりました。柴田高校では授業や部活動の担当はありませんが、これまでの経験を活かし、皆さんの「夢実現」のお手伝いができたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 桜井萌々子先生(理科)
 おはようございます。桜井萌々子と申します。亘理高校から来ました。理科を担当します。以前、柔道部で活動していたので、地区大会で見かけた方がいるかもしれません。趣味はプロレス観戦で、高校時代に出会って以来、ずっと元気をもらっています。大学ではプロレスラーに憧れて筋トレにも励みましたが、腹筋は割れませんでした(笑)。できれば「萌々子」と呼んでいただけると嬉しいです。新しい環境で緊張していますが、皆さんとたくさんお話ししたいと思っています。よろしくお願いします。

 伊藤厚先生(数学)
 おはようございます。伊藤厚と申します。小牛田農林高校から来ました。数学を担当します。私も大学時代に筋トレに挑戦しましたが、お腹だけ出て終わってしまい、筋肉はつきませんでした(笑)。小さい子どもと遊ぶだけで息切れしてしまうような私ですが、皆さんといろいろなお話ができたら嬉しいです。数学は苦手な人も多いかもしれませんが、少しでも好きになってもらえるよう、工夫して授業をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 松田航 先生(数学)
 おはようございます。松田航と申します。佐沼高校から来ました。以前はサッカー部の顧問をしており、青森山田高校の影響で筋トレも取り入れ、最近はベンチプレスで105kgを更新しました。数学を担当します。伊藤先生と並ぶと「細身と筋肉」で覚えてもらえるかと思います。授業は早口になることもありますが、わからないところは遠慮なく聞いてください。数学が少しでも楽しいと思えるような授業を心がけていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 鈴木元気 先生(英語)
 おはようございます。鈴木元気と申します。以前は私立高校に勤めていました。皆さんの元気な挨拶に、とても気持ちが明るくなりました。私はサッカーをずっとやっていて、大学時代には毎日10km走るほど鍛えていました。大学卒業後はバッグ一つで約40カ国を旅した経験もあります。その中で、英語によるコミュニケーションの大切さを実感しました。英語が苦手な人も多いと思いますが、楽しく学んでいけるように工夫していきます。よろしくお願いします。

 大類里菜 先生(英語)
 おはようございます。昨年度は講師として柴田高校に勤務していましたが、今年度も本校で勤務できることをとても嬉しく思っています。昨年の着任式でもお話ししましたが、柴田高校の「挨拶」は本当に素敵な文化だと思います。今年も皆さんとたくさん挨拶を交わし、コミュニケーションを深めていきたいです。英語の授業はもちろん、日々のやりとりの中でも、一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。

 工藤滉大 先生(理科)
 おはようございます。工藤滉大と申します。今年3月に大学院を卒業し、この4月から教師としての第一歩を踏み出しました。小学校入学以来ずっと学生だったので、まだ学生気分が抜けておらず、緊張しています。担当は物理です。私は物理が一番かっこいい教科だと思っているので、皆さんにもその魅力を伝えられたらと思っています。校内ではまだ迷うことも多いので、物理以外のことは皆さんに教えてもらいながら、一緒に成長していきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

 昆野こころ さん(事務室)
 おはようございます。気仙沼の新城小学校から来ました昆野と申します。気仙沼は海がとても綺麗で、ぜひ訪れてみてほしい町です。以前の学校は生徒数が少なく、大勢の前で話すのは少し緊張しています。小中高とずっとバスケットボールをしていたので、試合を見るのもプレーするのも好きです。皆さんと関わるのはこれからになりますが、話す機会を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。

 菊地弘一 さん (技師)
 おはようございます。菊地弘一と申します。これまで3年間、大河原商業高校で働いていました。昨年度は1学年しかない小規模校だったので、柴田高校に来て、皆さんの元気な挨拶や活気ある様子に驚きました。とても生き生きとした学校だと感じています。今後は、草刈りや清掃など、皆さんが快適に学校生活を送れるように裏方としてサポートしていきます。微力ながら力になれたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 大山洋一 さん (技師)
 おはようございます。大山洋一と申します。昨年・一昨年と勤務しており、その際は就学支援金などのお手伝いをさせていただいていました。今年度は技師として、学校内の設備や環境整備を中心に働かせていただきます。これからは、草刈りや校舎周りの整備など、皆さんが快適に学べる環境づくりを裏方として支えていきたいと思っています。皆さんの学校生活がより良いものになるよう、微力ながら努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 


 その後、生徒会長の米谷煌愛さん(船迫中出身)が、生徒を代表して歓迎の言葉を述べました。
 このたび着任された先生方、ようこそ柴田高校へお越しくださいました。私たち生徒一同、心より歓迎申し上げます。柴田高校は、明るく活気にあふれた学校です。部活動や文化祭などの行事も盛んで、生徒同士のつながりはもちろん、先生方との関係もとても良好です。これから、先生方と共に学び、さまざまな経験を積み重ねていくことを楽しみにしています。時にはご指導を仰ぎながら、より良い学校生活を築いていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。


 新たに着任された先生方とともに、生徒・教職員が力を合わせ、これまで以上に温かく活気ある柴田高校を築いていけるよう、心をひとつに歩んでまいります。