トピックス 令和7年度
春の訪れとともに、新たな一歩を踏み出す柴田高校
春の温かな日差しに包まれ、柴田高校の校庭にも美しい桜が咲き始めました。新たな季節の始まりとともに、学校にも新鮮な空気が満ちています。
本日は新年度2日目。午前中には、全学年を対象とした到達度テストが実施されました。今回は本校にとって初の試みとなる、タブレットを使った解答方式が導入され、生徒たちは少し緊張しながらも、新しい形のテストに真剣に取り組んでいました。
テスト後には、1年生を対象とした「スタディサプリ説明会」が体育館で行われ、学習支援ツールの活用についての理解を深めました。
午後からは、進路適性検査および学年集会が行われ、生徒たちはこれからの学校生活を見据えて、しっかりとした姿勢で臨んでいました。
第1学年
第2学年
第3学年
明日からは、いよいよ授業が始まります。春の風とともに歩み出した新たな学びの日々に、生徒たちの笑顔がいっそう輝くことでしょう。
明日からの授業開始に向けて、生徒たちはそれぞれの目標に向かって静かに歩みを進めています。
令和7年度 年間行事予定のお知らせ
第40回入学式が行われました
令和7年4月8日(火)、本校体育館において第40回入学式が厳かに挙行されました。満開の桜が春の訪れを告げる中、普通科102名、体育科29名、計131名の新入生が新たな一歩を踏み出しました。
式は、国歌斉唱に続いて入学許可、学校長式辞、祝電披露、生徒代表宣誓と進行し、温かな祝福と期待に満ちた雰囲気のなかで行われました。
入学許可の様子
新入生一人ひとりの名前が呼ばれ、力強く「はい」と応える姿からは、高校生活への意気込みが感じられました。
校長式辞
式辞では、山崎健二校長より「夢実現」をキーワードに、生徒たちに向けて熱いメッセージが送られました。
「つまずくのは恥ずかしいことではない。立ち上がらないことが恥ずかしいのだ。」
作家・三浦綾子さんの言葉を引用しながら、高校生活においては挑戦と失敗、そして再び立ち上がることの大切さが語られ、新入生一人ひとりの心に力強く響いたことと思います。
祝電披露・来賓紹介
多くのご来賓の皆様より祝福の言葉や祝電をいただきました。ご多忙のなかご臨席・ご祝辞を賜りました皆様に、心より御礼申し上げます。
生徒代表宣誓
新入生代表・氏家悠太さん(船岡中出身)が、堂々とした姿で宣誓の言葉を述べました。
「失敗を恐れず、一歩を踏み出せる生徒を目指したい」
「『夢実現』のもと、自分の夢だけでなく仲間の夢も認め合いながら努力を重ねたい」
この言葉には、新入生一同のこれからの決意と高校生活への期待が込められており、式場の空気が引き締まるような、真剣な雰囲気に包まれました。
これから始まる高校生活が、新入生の皆さん一人ひとりにとって、かけがえのない時間となりますように。夢に向かって歩むその一歩を、教職員一同、心より応援しております。
令和7年度始業式 校長先生の挨拶
新任式に続いて、令和7年度の始業式が行われました。
校長先生からは、進級した生徒たちへの励ましや、新年度に向けての期待、そしてスティーブ・ジョブズ氏の言葉を引用しながら、「今この瞬間を大切にすること」についてお話がありました。
以下に、始業式での校長先生のご挨拶の内容をご紹介します。
皆さん、改めまして、おはようございます。
今朝は、もしかしたら間違えて4階まで上がってしまった人がいたかもしれませんね。習慣というのは本当に恐ろしいもので、つい体が覚えてしまっているものです。
さて、まずは2年生の皆さん、進級おめでとうございます。
この1年は、オープンキャンパスやインターンシップを通して、進路に向けた目標をより具体的にしていく大切な時期です。もちろん修学旅行もありますし、学校生活の中で充実した時間を過ごしてほしいと思います。
半年後には、今隣に座っている3年生の先輩たちから、学校の中心的な役割を引き継ぐことになります。やっと2年生になったばかりなのに、もう次の話かと思うかもしれませんが、高校生活はあっという間です。2年生の皆さんも、次のリーダーとしての自覚を少しずつ持ちながら、日々を過ごしていってください。
そして、3年生の皆さん。
いよいよ最上級生、そして集大成の1年です。
「なりたい自分」になるために、強い覚悟を持って、日々の授業や部活動、学校生活のさまざまな場面で、これまでとはワンランクもツーランクも違う自分を目指して頑張ってください。
3年生の皆さんには、これまでにも挨拶などについてお話ししてきましたが、今年こそは「今年の自分は違うぞ」という姿を、ぜひ見せてほしいと思っています。昨年度の欠席状況なども思い返しながら、良いスタートを切ってほしいです。
本日の午後には、新しく131名の新入生が入学してきます。
新入生が早く学校に慣れ、良い高校生活を送るためには、皆さんが「先輩」としての姿をしっかりと見せることがとても大切です。学校の中はもちろん、通学途中の駅や自転車でのマナーも含めて、自分の行動が「柴田高生の顔」になるという意識を持って生活してください。
さて、令和7年度の始業式にあたり、最後に一つお話をさせてください。
少し英語になりますが、「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」という言葉をご紹介します。
これは、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏が、2005年にアメリカのスタンフォード大学で行った伝説のスピーチの中で語った言葉です。
彼は若い頃、目的もなく大学に入学し、途中で退学してしまいました。その後、たまたま見かけた美しい文字のポスターに惹かれて、大学生ではないにもかかわらず「カリグラフィー(美しい文字を書く技術)」の授業に潜り込んで受けたそうです。
その経験が、のちにアップル社の「Macintosh」というパソコンを生み出すきっかけになった、というのです。
ジョブズ氏はこう語っています。
「将来を見据えて、点と点をつなぐことはできない。
できるのは、過去を振り返ったときに、初めて点と点がつながっていたとわかること。
だから、私たちは今やっていることが、いつかどこかでつながっていくと信じて進むしかない。」
私もこの話を聞いて、強く心に残りました。
「将来のことばかりを気にせず、今この瞬間に全力を尽くすことが大切なのではないか」と、そう感じました。
もし興味がある人がいれば、ぜひスティーブ・ジョブズ氏のスピーチを検索してみてください。全文の和訳や、ほかの二つのストーリーも読むことができます。きっと、心に響くものがあると思います。
最後になりますが、来年の3月、卒業式や修業式の日に、「今年もいい1年だったな」と思えるような、そんな1年にしていきましょう。
ぜひ、たくさんのことに挑戦してください。
私自身も、校長として、皆さん一人ひとりの取り組みを全力でサポートすることをここに誓って、始業式の挨拶とさせていただきます。
今年度もどうぞよろしくお願いします。
新任式の様子
4月8日火曜日、始業式に先立ち「新任式」が行われ、今年度新たに柴田高校へ着任された先生方が、校長先生より紹介されました。当日は、出席された10名の先生方から、それぞれご挨拶をいただきました。
半田佳之教頭先生
おはようございます。半田佳之と申します。これまで蔵王自然の家で、ニジマスに串を刺したり、カレーを作ったり、登山をしたりと、自然体験活動に携わってきました。その前は、高校で保健体育の教員として20年以上勤務し、陸上部の顧問もしておりました。柴田高校では授業や部活動の担当はありませんが、これまでの経験を活かし、皆さんの「夢実現」のお手伝いができたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
桜井萌々子先生(理科)
おはようございます。桜井萌々子と申します。亘理高校から来ました。理科を担当します。以前、柔道部で活動していたので、地区大会で見かけた方がいるかもしれません。趣味はプロレス観戦で、高校時代に出会って以来、ずっと元気をもらっています。大学ではプロレスラーに憧れて筋トレにも励みましたが、腹筋は割れませんでした(笑)。できれば「萌々子」と呼んでいただけると嬉しいです。新しい環境で緊張していますが、皆さんとたくさんお話ししたいと思っています。よろしくお願いします。
伊藤厚先生(数学)
おはようございます。伊藤厚と申します。小牛田農林高校から来ました。数学を担当します。私も大学時代に筋トレに挑戦しましたが、お腹だけ出て終わってしまい、筋肉はつきませんでした(笑)。小さい子どもと遊ぶだけで息切れしてしまうような私ですが、皆さんといろいろなお話ができたら嬉しいです。数学は苦手な人も多いかもしれませんが、少しでも好きになってもらえるよう、工夫して授業をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
松田航 先生(数学)
おはようございます。松田航と申します。佐沼高校から来ました。以前はサッカー部の顧問をしており、青森山田高校の影響で筋トレも取り入れ、最近はベンチプレスで105kgを更新しました。数学を担当します。伊藤先生と並ぶと「細身と筋肉」で覚えてもらえるかと思います。授業は早口になることもありますが、わからないところは遠慮なく聞いてください。数学が少しでも楽しいと思えるような授業を心がけていきますので、どうぞよろしくお願いします。
鈴木元気 先生(英語)
おはようございます。鈴木元気と申します。以前は私立高校に勤めていました。皆さんの元気な挨拶に、とても気持ちが明るくなりました。私はサッカーをずっとやっていて、大学時代には毎日10km走るほど鍛えていました。大学卒業後はバッグ一つで約40カ国を旅した経験もあります。その中で、英語によるコミュニケーションの大切さを実感しました。英語が苦手な人も多いと思いますが、楽しく学んでいけるように工夫していきます。よろしくお願いします。
大類里菜 先生(英語)
おはようございます。昨年度は講師として柴田高校に勤務していましたが、今年度も本校で勤務できることをとても嬉しく思っています。昨年の着任式でもお話ししましたが、柴田高校の「挨拶」は本当に素敵な文化だと思います。今年も皆さんとたくさん挨拶を交わし、コミュニケーションを深めていきたいです。英語の授業はもちろん、日々のやりとりの中でも、一緒に成長していけたらと思います。よろしくお願いいたします。
工藤滉大 先生(理科)
おはようございます。工藤滉大と申します。今年3月に大学院を卒業し、この4月から教師としての第一歩を踏み出しました。小学校入学以来ずっと学生だったので、まだ学生気分が抜けておらず、緊張しています。担当は物理です。私は物理が一番かっこいい教科だと思っているので、皆さんにもその魅力を伝えられたらと思っています。校内ではまだ迷うことも多いので、物理以外のことは皆さんに教えてもらいながら、一緒に成長していきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
昆野こころ さん(事務室)
おはようございます。気仙沼の新城小学校から来ました昆野と申します。気仙沼は海がとても綺麗で、ぜひ訪れてみてほしい町です。以前の学校は生徒数が少なく、大勢の前で話すのは少し緊張しています。小中高とずっとバスケットボールをしていたので、試合を見るのもプレーするのも好きです。皆さんと関わるのはこれからになりますが、話す機会を楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。
菊地弘一 さん (技師)
おはようございます。菊地弘一二と申します。これまで3年間、大河原商業高校で働いていました。昨年度は1学年しかない小規模校だったので、柴田高校に来て、皆さんの元気な挨拶や活気ある様子に驚きました。とても生き生きとした学校だと感じています。今後は、草刈りや清掃など、皆さんが快適に学校生活を送れるように裏方としてサポートしていきます。微力ながら力になれたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
大山洋一 さん (技師)
おはようございます。大山洋一と申します。昨年・一昨年と勤務しており、その際は就学支援金などのお手伝いをさせていただいていました。今年度は技師として、学校内の設備や環境整備を中心に働かせていただきます。これからは、草刈りや校舎周りの整備など、皆さんが快適に学べる環境づくりを裏方として支えていきたいと思っています。皆さんの学校生活がより良いものになるよう、微力ながら努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
その後、生徒会長の米谷煌愛さん(船迫中出身)が、生徒を代表して歓迎の言葉を述べました。
このたび着任された先生方、ようこそ柴田高校へお越しくださいました。私たち生徒一同、心より歓迎申し上げます。柴田高校は、明るく活気にあふれた学校です。部活動や文化祭などの行事も盛んで、生徒同士のつながりはもちろん、先生方との関係もとても良好です。これから、先生方と共に学び、さまざまな経験を積み重ねていくことを楽しみにしています。時にはご指導を仰ぎながら、より良い学校生活を築いていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
新たに着任された先生方とともに、生徒・教職員が力を合わせ、これまで以上に温かく活気ある柴田高校を築いていけるよう、心をひとつに歩んでまいります。