トピックス 令和7年度
【硬式野球部】高校野球選手権宮城大会、3回戦で惜敗
7月19日(土)、石巻市民球場にて行われた第107回全国高等学校野球選手権宮城大会の3回戦において、本校野球部は第1シードの仙台育英学園と対戦し、0対2で惜しくも敗退しました。
試合は終始緊迫した投手戦となりました。先発を務めたエース・阿部快選手(名取二中出身)は、粘り強い投球で9回を投げ抜き、138球を費やしながら被安打4、奪三振8と力投。失点は4回表の2点のみで、相手打線を要所で抑える好投を見せました。
攻撃では、3番阿部快選手が3安打を放つなど気を吐きましたが、相手投手陣の好投と堅い守りの前に得点を奪うことができませんでした。7回には先頭からの出塁のチャンスを作りましたが、あと一本が出ず、無得点に終わりました。
最後まで諦めることなく全力で戦い抜いた選手たちの姿は、多くの応援に応える立派なものでした。ご声援いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
夏休み前 全校集会を実施しました
7月18日(金)、夏季休業日を前に全校集会が行われました。第一体育館に全校生徒が集まり、山崎健二校長より講話がありました。また、集会後には各学年ごとの集会が開かれ、学年主任等から夏休みに向けての話がありました。
最後には全校生徒で校歌を歌い、節目の行事を静かに締めくくりました。
山崎健二校長 講話要旨
こんにちは。
いよいよ夏休みですね。今日は、その前に少しだけお話をさせてください。
「5分で終わるつもりですので、最後まで聞いてください」と言って、話を始めました。
4月8日の始業式のことを覚えていますか?
午前中には、Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏の「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」という言葉を紹介しました。
一見無関係に思える経験や出来事も、後になって振り返れば意味があったとわかる。だからこそ、今の学びや行動を大切にしてほしいという話をしました。
午後の入学式では、作家・三浦綾子さんの「つまずくのは恥ずかしいことではない。立ち上がらないことが恥ずかしい」という言葉を紹介しましたね。失敗しても、そこから学び、立ち上がることが大切だというメッセージです。
あれから3か月半が経ちました。
皆さんは、自分のなりたい姿に向けて努力する高校生活を送れているでしょうか?
夏休みには、期待や楽しみもあると思います。
でも、どうかまずは自分の心と体、そして命を大切にして過ごしてください。まわりの人の命や気持ちにも、思いを向けられる高校生であってほしいと思います。
最後に、一つ私が感動した出来事を紹介します。
ある日、校内である生徒に私から注意をする場面がありました。普段授業で関わることのない生徒でしたが、きちんと話を聞いてくれました。担任に報告することもなく、そのまま時が過ぎていきました。
ところが、半月ほど経って、偶然その生徒とまた校内で顔を合わせました。すると、生徒のほうから「この間は本当にすみませんでした」と、わざわざ声をかけ、頭を下げてくれたのです。
私はその瞬間、返す言葉に詰まりました。
「ありがとう」と言ったのか、「もう気にしなくていいよ」と言ったのか、自分でも覚えていません。
ただ、その姿にとても心を打たれました。
スルーすることもできたはずの場面で、あえて礼を尽くす。
その行動に、その生徒の誠実さや心の優しさを感じましたし、柴田高校の生徒の良さがあらわれているように思いました。
こうした一人ひとりの姿が、学校全体の空気をつくっていくのだと思います。とても印象に残る出来事でした。
次に皆さんと顔を合わせるのは、8月25日(月)です。
どうか、事故やけがなく、元気な姿でまた会えることを楽しみにしています。
インターハイ出場選手への壮行式を実施しました
7月18日(金)、第1体育館にてインターハイ壮行式を行いました。本校からは、陸上部・ウエイトリフティング部・柔道部の選手が全国の舞台に挑みます。
はじめに、生徒会長の米谷煌愛さん(船岡中出身)から「出場できなかった多くの生徒の想いも胸に、柴田高校の代表として力を尽くしてきてください」と、全校生徒を代表した温かい激励の言葉が送られました。
続いて、各部の代表選手より力強い決意表明が行われました。
陸上部代表:「日々の練習の成果を大舞台で発揮できるよう頑張ります」
ウエイトリフティング部代表:「全国で優勝を目指し、全力で挑んできます」
柔道部代表:「岡山で行われる大会に向けて、気合を入れて準備しています」
その後、校長先生からも励ましの言葉があり、「中国地方の暑さにも負けず、仲間や指導者、家族への感謝を胸に、堂々と戦ってきてください」と語られました。また、全校生徒に対しては「インハイTV」などを通じて、出場選手を画面越しにも応援してほしいとの呼びかけがありました。
式を締めくくる全校生徒の拍手には、選手たちへの期待と温かなエールが込められていました。
出場選手の皆さんが、それぞれの競技で力を存分に発揮し、悔いのない戦いをされることを心より願っています。
賞状伝達式を実施 ~各部活動での輝かしい活躍~
7月18日(金)に行われた賞状伝達式では、各部活動において優秀な成績を収めた生徒たちの表彰が行われました。東北大会や県予選といった大きな舞台での健闘は、全校生徒に大きな刺激と誇りを与えてくれました。
以下に、今回表彰された生徒の皆さんをご紹介いたします。
剣道部
第79回 国民スポーツ大会宮城県予選会(少年の部)
- 第3位:我妻 史歩さん(古川中出身)
- 第4位:成田 くるみさん(青葉中出身)
- 第6位:笠原 美緒さん(角田中出身)
ウエイトリフティング部
令和7年度 第45回 東北高等学校選手権大会
<男子個人>
- 55kg級 第2位:高橋 虹心さん(金ケ瀬中出身)
- 61kg級 第2位:清野 春幹さん(槻木中出身)
- 67kg級 第1位:近藤 柊さん(村田一中出身)
- 81kg級 第1位:青島 昊伸さん(五城中出身)
- 96kg級 第1位:杉本 洋輔さん(船岡中出身)
- 96kg級 第5位:水井 翔心さん(大河原中出身)
<男子団体>
学校対抗男子の部 第1位
<女子個人>
- 49kg級 第2位:伊藤 百夏さん(村田一中出身)
- 49kg級 第4位:髙橋 綾乃さん(白石東中出身)
- 59kg級 第2位:森 望華さん(角田中出身)
- 59kg級 第4位:佐藤 萌花さん(岩沼中出身)
<女子団体>
学校対抗女子の部 第2位
柔道部
第75回 東北高等学校柔道大会
<個人戦>
- 男子60kg級 第1位:齋藤 春平さん(角田中出身)
- 男子66kg級 第1位:熊田 愛留さん(名取一中出身)
- 女子52kg級 第3位:氏家 帆乃香さん(角田中出身)
<男子団体戦・優秀賞>
出場選手:
熊田 愛留さん・奥村 雅士さん(塩釜一中出身)・佐藤 銀士さん(角田中出身)
高橋 弥馬斗さん(金ケ瀬中出身)・齋藤 春平さん・早坂 虹之助さん(角田中出身)
小山 蒼翔さん(塩釜一中出身)
<個人賞>
優秀選手賞:熊田 愛留さん
水球部
東北高等学校選手権大会
第3位
代表は佐藤 幹太さん(岩沼中出身)
ソフトテニス部
高体連仙南地区総合体育大会
第3位(ダブルス):鈴木 碧人さん(大河原中出身)・戸村 雄太郎さん(大河原中出身)
第13回 仙南シングルス大会
第3位:早坂 花音さん(船岡中出身)
陸上競技部
令和7年度 東北高等学校選手権大会 陸上競技
- 100m 第2位:魚住 優斗さん(沖野中出身)
- 5000m競歩 第7位:村上 柚乃介さん(小原中出身)
- ハンマー投 第3位:鹿野 姫夏さん(逢隈中出身)
第80回 宮城県陸上競技選手権大会
- 100m 第2位:3年4組 魚住 優斗さん(沖野中出身)
- 少年B 3000m 第3位:三品 陸斗さん(角田中出身)
表彰された皆さん、本当におめでとうございました!
【硬式野球部】夏の大会2回戦 勝利!粘り強く戦い抜いた柴田ナイン
7月15日(火)、夏の高校野球宮城大会2回戦で本校野球部は仙台東高校と対戦し、4対2で勝利を収めました。曇り空のもと、蒸し暑さも控えめな穏やかな天候の中、2時間13分におよぶ緊張感ある試合となりました。
試合は2回表、5番・石川京介選手(郡山中出身)の二塁打を起点に、6番・木伏蒼翔選手(大河原中出身)の出塁、8番・齋藤煌斗選手(田子中出身)の2点タイムリーヒットで先制。3回には木伏選手が再び右中間を破る三塁打を放ち、リードを3点に広げました。
守っては、先発の作間建斗選手(村田二中出身)がテンポ良く投げ込み、3回までを力投。中盤からは中堅手の守備位置から登板した阿部快選手(名取二中出身)がマウンドに立ち、相手打線を無失点に抑える見事な継投を見せました。5回裏には守備の乱れから2点を失いましたが、6回には押し出し四球で追加点を奪い、主導権を渡しませんでした。
終盤は阿部選手が落ち着いた投球で、相手の反撃を封じ込めて試合終了。全員が集中力を切らさず、一球一球に気持ちを込めた戦いぶりが光った一戦でした。
次の試合も、チーム一丸となって挑みます。引き続き、皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。
【剣道部】国スポ予選で女子3名が上位入賞!国スポ選手に内定!
7月8日(火)、宮城県武道館で開催された国民スポーツ大会(国スポ)宮城県予選において、本校からは男子2名、女子5名が出場しました。中でも女子選手の活躍が光り、3名が見事国スポ選手に内定しました。
【上位入賞選手の紹介】
● 我妻 史歩選手(古川中出身)
準決勝まで勝ち進み、順位決定戦を制して第3位に輝きました。安定した試合運びと粘り強さで強豪選手たちに競り勝ち、堂々の国スポ選手に内定です。
● 成田 くるみ選手(青葉中出身)
同じく準決勝まで進出し、惜しくも敗れましたが、順位決定戦にて第4位。力強い技と集中力が光る試合を展開し、国スポ選手に内定しました。
● 笠原 美緒選手(角田中出身)
5回戦で敗退するも、その後の順位決定戦で勝利を収め、第6位となり国スポ選手に内定しました。2年生ながら堂々とした試合ぶりで今後の成長も期待されます。
これらの選手は、8月23日(土)に開催される東北総体にも出場予定です。少年女子の部では、上位2県が本国スポへの出場権を得るため、東北の強豪校との厳しい戦いが予想されます。
柴田高校の代表として、そして宮城県の代表として、ひたむきに戦う選手たちへの応援をよろしくお願いいたします。
【水球部】東北大会 第3位!インターハイには惜しくも届かず
7月12日(土)・13日(日)、新青森県総合運動公園室内プール(マエダアリーナ)にて開催された「第73回東北高等学校選手権水泳(水球)競技大会」において、本校水球部が決勝リーグを戦い抜き、第3位という成績を収めました。
この大会は、上位2校に与えられるインターハイ出場権をかけた大一番。選手たちはその切符を目指し、全力で戦い抜きました。
【試合結果】
■決勝リーグ第1戦
柴田 14(4,4,0,6)― 青森連合 17(5,5,3,4)
■決勝リーグ第2戦
柴田 18(5,6,3,4)― 黒沢尻工業 9(0,3,3,3)
■決勝リーグ第3戦
柴田 14(4,2,3,5)― 山形工業 15(5,6,4,0)
■決勝リーグ第4戦
柴田 11(4,1,3,3)― 仙台二 6(1,1,3,1)
接戦の末、惜しくもインターハイ出場はなりませんでした。選手たちは悔しさをにじませながらも、自らの全力を尽くした試合に誇りを持っていました。
日々の練習の成果が随所に見られ、今後の活動に確かな手応えを感じられる大会となりました。
大会開催にあたり、ご支援・ご声援をいただいた保護者の皆さま、地域の皆さま、関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。今後とも、本校水球部への温かい応援をよろしくお願いいたします。
【硬式野球部】堅守と好投で快勝!夏の大会初戦を突破
7月10日(木)、石巻市民球場で行われた第107回全国高等学校野球選手権宮城大会1回戦において、本校硬式野球部は古川高校と対戦し、4対0で勝利を収めました。
試合は、先発の作間建斗選手(村田二中出身)が6回無失点の好投。7回からは阿部快選手(名取二中出身)がマウンドを引き継ぎ、二人の継投で完封リレーを完成させました。堅実な守備も光り、内外野ともに落ち着いたプレーで試合の流れを渡しませんでした。
攻撃では、2回に栗原諒選手(岩沼中出身)の適時打で先制。中盤以降も着実に加点し、相手に反撃の隙を与えず試合を優位に進めました。
投打がかみ合い、落ち着いた試合運びでつかんだ初戦突破。この勢いを持続し、次戦でも全力を尽くします。引き続き、柴田高校硬式野球部への応援をよろしくお願いいたします。
野球部壮行式を実施しました
7月7日(月)の朝、全国高等学校野球選手権記念宮城大会に出場する野球部の壮行式を中庭で実施しました。
全校生徒が各階の廊下やベランダから見守る中、限られた時間ではありましたが、心のこもった式となりました。
はじめに、生徒会長の米谷煌愛さん(船迫中出身)が挨拶し、「暑い中での練習や努力の成果を、試合で存分に発揮し、悔いの残らない戦いをしてほしい」と、激励の言葉を送りました。
続いて、応援団による力強いエールが披露され、野球部への期待感が一層高まりました。
野球部を代表して、相澤謡さん(宮床中出身)が決意表明を行いました。これまでの悔しさや経験を胸に、「このメンバーで戦える最後の夏、柴田高校が一丸となって全力で挑み、最後は『仙台育英』と戦いたい」と力強く語り、大会への意気込みを示しました。
壮行式の最後には、全校生徒から盛大な拍手が送られ、野球部の健闘を祈る温かなエールが会場を包みました。
なお、野球部は7月10日(木)9:00より、石巻市民球場にて古川高校との初戦を迎えます。
学校一丸となって、野球部の皆さんの健闘を心より応援しています。
剣道部 東北大会で団体ベスト8・個人ベスト16の快挙!
6月28日(土)・29日(日)に郡山市で開催された
第71回東北高等学校剣道選手権大会
第57回東北高等学校女子剣道選手権大会に出場しました。
女子団体は、宮城県2位として出場し、女子個人では我妻史歩選手(古川中出身)が、宮城県3位として出場しました。
女子団体は、予選リーグで米沢中央高校(山形3位)・青森西高校(青森2位)と対戦。
米沢中央戦は 0(0)-0(0)で引き分け、青森西戦は 2(3)-0(1)で勝利し、1勝1分で決勝トーナメントに進出しました。
決勝トーナメント1回戦では、白河高校(福島1位)と対戦し、0(0)-2(2)で惜しくも敗退。
しかし、見事ベスト8という結果を残しました。柴田高校として東北大会ベスト8入りは8年ぶりの快挙です。
女子個人に出場した我妻史歩選手は、
1回戦で秋田5位の選手に勝利、
2回戦で福島2位の選手に勝利、
3回戦で青森5位の選手に惜敗し、ベスト16となりました。
なお、宮城県の女子選手で最終日まで残ったのは我妻史歩選手のみであり、ベスト16入りという結果は非常に立派なものです。
応援してくださった皆さま、ありがとうございました。