2025年2月の記事一覧
第1学年職業人講話を実施しました
令和7年2月19日(水)、本校の第1学年を対象とした「職業人講話」を実施しました。本講話は、「志教育」の一環として、生徒が「働く」ことの意義や目的について学び、将来の職業選択に役立てることを目的としています。
今年度は、県内外の7つの企業から講師の方々をお招きし、各業界の現状や仕事の内容、求められる人材像についてご講話いただきました。生徒は一人につき2社の講話を受講し、さまざまな職業の実情について知る貴重な機会となりました。
参加企業は、製造業の株式会社IJTT、警備業のセントラル警備保障、飲食・サービス業のオイシーズ株式会社、物流業の佐川急便株式会社、医療・福祉分野の医療法人松田会、建設業の有限会社中村電機工事、自動車サービス業の東北自動車輸送の7社です。
今回の職業人講話を通じて、生徒たちは各業界のリアルな声を直接聞くことができ、社会に出ることへの理解を深めました。今後も、生徒が将来の進路を具体的に考える機会を提供し、キャリア教育の充実を図っていきます。
【生徒の感想】
セントラル警備保障株式会社の講話を受けて 早坂虹之助(角田中出身)さんの感想
警備の仕事は人々の安全を守るために欠かせないものであり、責任感が求められる仕事だと感じました。「守り抜くために警戒して備える」という言葉が印象的で、最新技術の活用にも驚きました。警備は単なる警戒ではなく、人々の安心を支える使命があるのだと実感しました。
中村電気工事の講話を受けて 佐藤元気(亘理中出身)さんの感想
電気工事の仕事は、私たちの生活に欠かせないものであると改めて感じました。特に、電気配線や照明設置の裏には多くの人の努力があることに気づきました。地域の人々とのつながりを大切にしながら働くことの大切さを学び、電気工事の仕事に興味を持ちました。
医療法人松田会の講話を受けて 宍戸野恵(村田一中出身)さんの感想
医療や介護の仕事について学び、特に未経験から国家資格を取得できる仕組みに驚きました。また、給与やシフト制など働く環境についても具体的に知ることができ、職場選びの大切なポイントを学びました。今後の進路を考える上で、とても参考になりました。
医療法人松田会の講話を受けて 千葉南彗燿(岩沼北中出身)さんの感想
松田会の医療・介護サービスについて学び、特に介護職は資格がなくても始められ、働きながら国家資格を取得できることに興味を持ちました。また、給与の仕組みについても学び、基本給の明確さが職場選びの重要な要素であると知りました。
医療法人松田会の講話を受けて 鈴木太翔(岩沼中出身)さんの感想
入院患者の支援や認知症ケアなど、医療・介護の仕事が幅広いことを学びました。特に、給与や夜勤手当の仕組みを知り、働く上で収入の計算が大切だと感じました。職場見学の重要性も学び、実際に現場を見ることが仕事選びに役立つと実感しました。
3年生対象「着こなしセミナー」を実施しました
本校では、2月18日(月)に3年生を対象とした「着こなしセミナー」を実施しました。このセミナーは、卒業後の新生活に向けて、社会人としての身だしなみや第一印象の重要性について学ぶ機会として毎年開催しています。
今年度は、株式会社アオキ様による「スーツの着こなし講座」と、資生堂ジャパン株式会社様による「メイクアップ講座」の2つの講座を用意し、生徒は事前に選択した方を受講しました。
資生堂ジャパン株式会社様による「メイクアップ講座」
資生堂様のメイクアップ講座では、第一印象を良くするためのスキンケアやメイクの基本を学びました。清潔で健康的な肌を保つ方法、ナチュラルなベースメイクの作り方、印象を左右する眉やアイメイク、チークやリップの効果的な使い方について、実践を交えながら指導いただきました。また、好印象を与えるヘアスタイリングや、姿勢・表情の重要性についても解説がありました。
受講した生徒からは、「スキンケアの大切さを改めて実感した」「自分に合うメイク方法を知ることができた」「社会に出る前に身だしなみの基本を学べて良かった」といった感想が寄せられました。
3年生の門出を祝う打ち上げ花火
この春、卒業を迎える3年生のために、2月7日夕刻、PTAが主催する打ち上げ花火が行われました。この企画は、3年間の高校生活を締めくくる素晴らしい思い出を生徒たちに届けるために準備されました。
開会行事
打ち上げ花火に先立ち、開会行事が執り行われました。本日は雪のため、放送により行われました。まず初めに、PTA会長の佐藤恵美子様より、3年生への温かい励ましの言葉が贈られました。続いて、生徒会副会長である山﨑瑛稀君(岩沼中学校出身)が、在校生を代表して卒業生への感謝とエールを述べました。最後に、山崎健二校長先生が、これまでの3年間の成長を称え、卒業後の新たな旅立ちを激励しました。
さまざまな催し
当日は、学校の雰囲気をさらに盛り上げるために、様々な催しが行われました。柴田町のマスコットキャラクター「はなみちゃん」が校内に遊びに来てくれ、生徒たちは記念撮影をしたり、交流を楽しんだりしました。また、軽音楽部によるミニライブも開催され、卒業を迎える3年生への贈る曲として、心のこもった演奏が披露されました。
3年生への祝福の花火
そして、いよいよ17時30分。待ちに待った打ち上げ花火が夜空に舞い上がりました。澄んだ冬の空に鮮やかに広がる花火は、生徒たちの歓声とともに、感動的なひとときを演出しました。打ち上げ花火は、これから新たな道へと進む3年生への祝福とエールを込めたものであり、在校生や教職員、そしてPTAの皆様の想いが込められた時間となりました。
3年生にとって、この夜の花火が高校生活の素晴らしい締めくくりとなり、これからの未来への希望の光となることを願っています。
令和6年度 進路体験講話を実施しました
令和7年2月5日(水)3,4校時に「令和6年度 進路体験講話」を実施しました。本講話は、進路目標を達成した3年生が自身の体験談を語り、1・2年生が自身の将来について考えを深める機会となることを目的としています。
当日は、3年生の先輩たちが、自身の進路決定までの過程や努力したこと、苦労したこと、そして将来の展望について語ってくれました。1年生と2年生は、それぞれの進路希望に応じて分科会に分かれ、大学・専門学校・就職といった異なる進路を選んだ先輩たちの話を熱心に聞き、積極的に質問する姿が見られました。
本年度は、A~Dの4つの進路別グループに分かれ、各教室や講義室で講話が行われました。講師を務めた3年生の先輩たちは、自身の進路選択の理由や学習方法、受験時の経験、進学・就職後の展望について具体的に説明し、後輩たちに貴重なアドバイスを届けてくれました。
また、講話の最後には質疑応答の時間が設けられ、在校生からは「どのような勉強方法が効果的だったか」「進路選択に迷ったとき、どのように決断したか」などの質問が多数寄せられました。先輩たちは、自身の経験をもとに、真剣に回答し、後輩たちに向けて励ましの言葉を送っていました。
2年生は、自身の希望進路がかなり明確になっている生徒が多く、進路先についてインターネットで調べることが一般的になっています。ただし、オープンキャンパスに参加した生徒はまだ少数であり、今後はより積極的に参加してほしいと考えています。
一方、1年生の多くは、将来に対する考えがまだ漠然としている状況です。そのため、気になる学問や大学・専門学校・就職の職種について、より意識的に調べていくことが求められます。
全体として、今回の3年生からの講話を通じて、各自の進路に対する意識がより明確になってきたことが感じられました。
今後も本校では、生徒一人ひとりが自分の進路に向かって前向きに取り組めるよう、様々なサポートを行ってまいります。